福々のブログ

生き物メモ

ヒメスズメバチ


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ヒメスズメバチ(Vespa ducalis Buyssoni)


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ヒメと言いつつもなかなか大きいです。

ヒメスズメバチスズメバチの中ではかなり大人しい種類ですが刺されると痛そうです。

夏から秋にかけてのこの時期はスズメバチの活動が活発になってくるので皆様もお気をつけ下さい。

キマダラカメムシ


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キマダラカメムシ(Erthesina fullo)

黒褐色で黄色の小斑紋が散布されていて、頭部から小楯板にかけて黄色の縦条があります。

大型なのでそこそこ目立ちます。
サクラ、カキ、サルスベリ、ナンキンハゼなど、多くの樹木につきます。

台湾~東南アジア原産の帰化種で、近年急速に分布を広げているそうです。

 

県内での記録が少ないとの事だったので採集してきました。


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右前脚が欠けているのが残念…


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腹側はこんな感じ


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背中側

 

現在標本制作中です。部屋が少しだけカメムシ臭くなってきました。

窓を開け、まだひんやりと寒い5月の夜風が運んできたカエルの声を聴きながら夜を過ごしております。

スプリング・エフェメラル

春の山にギフチョウなどを撮りに行って来ました。

 
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カタクリ(Erythronium japonicum)

青空とのコントラストが美しいですね。


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カタクリ多年草で寿命は40-50年になるそうです。


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ギフチョウ(Luehdorfia japonica)

まだ発生直後のようで綺麗な個体でした。

気温が上がってきた昼頃には5、6頭飛んでいました。


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斜面に止まるギフチョウ

鮮やかな模様に見えますがこうして見ると背景に溶け込んでいるようにも見えます。


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ビロードツリアブ(Bombylius major)

もふもふしていてなかなかかわいいです。


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カタクリの花に来たビロードツリアブ。


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こちらはスミレに来たビロードツリアブ。

花の近くでホバリングしてくれるので飛翔写真を撮りやすいです。


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ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis)

春先の山にけっこう咲いてます。

 

少しずつ気温が上がっていき、見られる生き物の数も増えてきました。

 

それではまた(^-^)/

リバースマクロ

一眼レフでマクロ撮影をしたい。しかしお金が無い。(マクロレンズはそこそこ高い)と、言うことでリバースマクロなるものに挑戦してみました。

 

バースマクロとは、広角レンズを一眼レフ本体に逆向きに装着してマクロ撮影をするというモノです。

広い範囲を写す広角レンズを逆向きに付ける訳ですから、狭い範囲を大きく写す事ができるということになります。

 

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さっそく中古でAF NIKKOR 35-80㎜ f4-5.6 D というレンズを購入。4000円くらいでした。

20年くらい前の標準レンズだから安いのですかね。

Dタイプレンズは絞り環が付いているので手動で絞りを変えることが出来、リバースマクロで撮影する時にとても都合がいいです。最近の電子絞りのレンズだと絞りを調節する事が出来なかったりします。

 

後はレンズを逆向きに取り付けるためにBR-2AとBR-3というアダプターを購入。

どちらも1つ1400円 くらいでした。
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後は1000円ほどの安い保護フィルターを付けました。フィルター径は52㎜です。画質に拘るならもう少し高いものを買うといいと思います。

 

これで完成です。
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こんな感じになりました。

[本体]=[BR-2A]=[レンズ]=[BR-3]=[保護フィルター]

の順でくっ付いています。

 

本体の設定は絞り優先オート(A)に設定して撮影します。
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かなり大きく写ります。画質も良好です。

f11~22まで絞ると綺麗に撮れます。

アダプターの説明書によるとこのレンズは倍率は1.5倍になるそうです。

 


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ヤマトタマムシの羽


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アサヒエビグモ
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オオイヌノフグリ

 


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f11~22まで絞るのでストロボの光をレンズの前まで回す必要があり、100均のプラ板を使ってディフューザーも作りました。
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ふんわりとした感じに写りました。

 

操作は全てマニュアルになりますが慣れればフィールドでも普通に使えます。

 

レンズ:4000円

アダプター:3000円

フィルター:1000円

合計:8000円

 

啓蟄の山を歩く

啓蟄を迎えました。

まだ寒いですが少しずつ春の気配を感じるようになりました。

雪も少なくなってきたので山を歩いてきました。

 



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フキノトウ

天ぷらにすると美味しいのですがちょっとちっちゃかったので今回は撮るだけでスルーしてきました。

 



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ユキノシタ(Saxifraga stolonifera)

こちらも天ぷらが美味しいやつです。

ユキノシタという名前は雪が上につもってもその下に緑の葉があることからだとか白い花を雪(雪虫)に見立てて、その下に緑の葉があるから、葉の白い斑を雪に見立てた、等々の説があります。

 

学名のstoloniferaは、ほふく枝(stolon)で増えることからきているそうです。

 



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ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis)

花はもう少し先かな?

花言葉は「希望」だそうです。

春に咲く花だからかな?

 



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山の斜面はこんな感じでした。まだ残雪が目立ちます。


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雪解け水が集まってさらさらと流れていました。

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そんな冷たい雪解け水の川にもヘビトンボやカワゲラの幼虫がいました。

 



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スマホ越しの世界…(ちょっとやってみたかっただけ)

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落ち葉の中から真っ赤なムカデを発見。

ベニジムカデかな?

 



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イチリンソウの仲間

 

今回はこれで終わりです。

これから暖かくなってくるのが楽しみですね!