スプリング・エフェメラル
春の山にギフチョウなどを撮りに行って来ました。
カタクリ(Erythronium japonicum)
青空とのコントラストが美しいですね。
ギフチョウ(Luehdorfia japonica)
まだ発生直後のようで綺麗な個体でした。
気温が上がってきた昼頃には5、6頭飛んでいました。
斜面に止まるギフチョウ。
鮮やかな模様に見えますがこうして見ると背景に溶け込んでいるようにも見えます。
ビロードツリアブ(Bombylius major)
もふもふしていてなかなかかわいいです。
カタクリの花に来たビロードツリアブ。
こちらはスミレに来たビロードツリアブ。
花の近くでホバリングしてくれるので飛翔写真を撮りやすいです。
ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis)
春先の山にけっこう咲いてます。
少しずつ気温が上がっていき、見られる生き物の数も増えてきました。
それではまた(^-^)/
リバースマクロ
一眼レフでマクロ撮影をしたい。しかしお金が無い。(マクロレンズはそこそこ高い)と、言うことでリバースマクロなるものに挑戦してみました。
リバースマクロとは、広角レンズを一眼レフ本体に逆向きに装着してマクロ撮影をするというモノです。
広い範囲を写す広角レンズを逆向きに付ける訳ですから、狭い範囲を大きく写す事ができるということになります。
さっそく中古でAF NIKKOR 35-80㎜ f4-5.6 D というレンズを購入。4000円くらいでした。
20年くらい前の標準レンズだから安いのですかね。
Dタイプレンズは絞り環が付いているので手動で絞りを変えることが出来、リバースマクロで撮影する時にとても都合がいいです。最近の電子絞りのレンズだと絞りを調節する事が出来なかったりします。
後はレンズを逆向きに取り付けるためにBR-2AとBR-3というアダプターを購入。
どちらも1つ1400円 くらいでした。
後は1000円ほどの安い保護フィルターを付けました。フィルター径は52㎜です。画質に拘るならもう少し高いものを買うといいと思います。
これで完成です。
こんな感じになりました。
[本体]=[BR-2A]=[レンズ]=[BR-3]=[保護フィルター]
の順でくっ付いています。
本体の設定は絞り優先オート(A)に設定して撮影します。
かなり大きく写ります。画質も良好です。
f11~22まで絞ると綺麗に撮れます。
アダプターの説明書によるとこのレンズは倍率は1.5倍になるそうです。
ヤマトタマムシの羽
アサヒエビグモ
f11~22まで絞るのでストロボの光をレンズの前まで回す必要があり、100均のプラ板を使ってディフューザーも作りました。
ふんわりとした感じに写りました。
操作は全てマニュアルになりますが慣れればフィールドでも普通に使えます。
レンズ:4000円
アダプター:3000円
フィルター:1000円
合計:8000円
啓蟄の山を歩く
啓蟄を迎えました。
まだ寒いですが少しずつ春の気配を感じるようになりました。
雪も少なくなってきたので山を歩いてきました。
天ぷらにすると美味しいのですがちょっとちっちゃかったので今回は撮るだけでスルーしてきました。
ユキノシタ(Saxifraga stolonifera)
こちらも天ぷらが美味しいやつです。
ユキノシタという名前は雪が上につもってもその下に緑の葉があることからだとか白い花を雪(雪虫)に見立てて、その下に緑の葉があるから、葉の白い斑を雪に見立てた、等々の説があります。
学名のstoloniferaは、ほふく枝(stolon)で増えることからきているそうです。
ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis)
花はもう少し先かな?
花言葉は「希望」だそうです。
春に咲く花だからかな?
山の斜面はこんな感じでした。まだ残雪が目立ちます。
雪解け水が集まってさらさらと流れていました。
そんな冷たい雪解け水の川にもヘビトンボやカワゲラの幼虫がいました。
スマホ越しの世界…(ちょっとやってみたかっただけ)
落ち葉の中から真っ赤なムカデを発見。
ベニジムカデかな?
イチリンソウの仲間
今回はこれで終わりです。
これから暖かくなってくるのが楽しみですね!
ムクドリなど
天気が良かったのでカメラを持って鳥を撮影してきました。
ムクドリ(Sturnus cineraceus)
シロハラ(Turdus pallidus)の♂
喉が白く黒い線があるのが♀で、眉斑がある個体もいるそう。♂は♀よりも頭が黒っぽいとのこと。
シジュウカラ(Parus minor)
アトリ(Fringilla montifringilla)の群れ
カルガモ(Anas zonorhyncha)
バサバサ…
色々なポーズを撮らせてくれました。
マガモ(Anas platyrhynchos)のペア
コゲラ(Dendrocopos kizuki)
寒いですが鳥達は元気そうでした。
鳥インフルエンザのニュースが毎日のように流れてきますが流行しないことを祈るばかりです…。
スマホで虫を撮る
スマートフォンでの昆虫撮影について書いていこうと思います。
スマートフォンはいつも持ち歩いているので突然虫と出会っても撮れますし、薄さを生かしてかなり近くまで寄ることが出来るのでかなり優秀だと思います。
ツマグロヒョウモン(Argynnis hyperbius)のメス。
なかなか綺麗に撮れます。
給蜜中のモンシロチョウ(Pieris rapae)
飛び立つ瞬間もたまたま撮れました。
体長数㎜の小さな虫を撮るのは難しいと思いますが晴れた日に外で蝶などの大きな虫を撮るのには向いている思います。
羽の色も鮮やかに写すことができます。
XperiaZ3×マクロレンズ
100円のマクロレンズなのですがなかなか良い感じに撮れます。
スマートフォンでこれだけ撮れれば満足です。
端の方が少し歪みます。
あと、かなり近づかないとピントが合いませんが100円なので満足しています。
気軽に撮れるというのが良いですね。
写真は奥が深いのでまだまだいい写真が撮れるよう頑張っていこうと思います。
モクズガニの飼育
モクズガニさんです。
海に釣りに行ったのですが産卵の為かモクズガニが大量にいたのでルアーで引っ掛けて釣り上げてきました。
モクズガニ(Eriocheir japonica)は名前の通り鋏に藻屑のようなフサフサとした毛が生えています。英語ではMitten crab(手袋ガニ)と呼ばれているそうです。
かなり大型になるので挟まれるとけっこう痛いです。
持ち帰って来ました。
とりあえず飼ってみます。
ベアタンクだとなんだか落ち着かない感じだったので石や植木鉢を沈めてみたのですがものすごい力でひっくり返されました。
餌は刺身や亀の餌の川エビを与えていました。ピンセットで目の前に持っていくと直ぐに反応して鋏でガッチリと挟み込んで食べ始めます。嗅覚より視覚で餌を認識している感じがしました。
餌を食べる量がとても多いので水はすぐに汚れてしまい、週一回以上は水を替えていました。
産卵に下りてきたモクズガニは冬には死んでしまうので11月の中旬頃に皆死んでしまいました。
標本にしようと思い、現在冷凍庫に入っています。
なかなか魅力的な蟹なので来年は遡上個体を捕獲して飼ってみたいと思います。